・玄関までのアプローチの表現がよくわからない。
・水廻りが整理されていない。3、4階の出窓はウィンドキャッチャーとしても機能するが、建物に取り込まれた風が上手に抜けていかないのでは。
・断面図も立面図もやろうとしていることがよくわかる魅力的な図面だが、図面密度をもう少しあげて欲しい。
・設計図書に加えてスケッチブックも添付されているなど建物に対して情熱的に取り組んでいるのがよくわかる案。
・1階の使われ方が、例えば広い土間空間になっていて自転車も置けて子供も泥んこのまま遊べたりしていても良かったのではないだろうか。
・1,2階や5階の和室のことをよく考えている一方で、3、4階のプランが整理できていない。もう少しチャレンジしてもよかった。断面図でも、1、2階は様々なアクティビティがおきそうな図になっているし、最上階の和室も過ごし方がイメージしやすい図になっている一方で、3,4階の表現が単に区切られているだけに見える。自分だけでなく、他の人が見てもわかりやすい工夫をしていくともっとよくなる。
・外壁の素材感などイメージしているのがよくわかる。
・前回指摘されていた玄関までのアプローチの敷地の使われ方が消極的でわかりづらい。
・5階の柱を支える梁がない。このような時は柱を5階まで斜めに配置する方法でもよい。
・風の取り方、庇の使い方など環境に対する配慮があってよかった。
・20年後の自分の家に対する個人的なアイディアをきちんと表現したところに好感が持てたが、1階のスペースのあり方が曖昧な感じを受けた。
・外壁が黒色だが、外観を決める上で建物の色彩はポイントで、素材の選び方も重要である。
・プログラムとして+αの空間を、自転車の修理や展示スペースにするなど、もう少し積極的に人をひきつけるような可能性を持った場所にすることを意識して取り組んでもよかった。
・タイトルにも「海が見える家」とあるが、この建物から見える海がどんな風景なのかがわかる絵がが無い。内観パースで表現してもよかった。